
Webライターに興味があるけど、どんな風に仕事をしているのか良く分からない…

Webライターってどうやって仕事を受注して、収入を得ているんだろう?
Webライターに興味のあるものの、実際の仕事の流れが分からず、具体的なイメージを持てていない人も多いのではないでしょうか。
そんな人に向けて、本記事ではWebライターの仕事の流れをご説明します!
- Webライターのざっくりとした仕事の流れ
- オススメの仕事の探し方
- 仕事を受注するために気を付けるべきこと
これからWebライターに挑戦したい人や、駆け出しWebライターの人は、ぜひ参考にしてくださいね!
Webライターになる前に、仕事の流れを理解しよう!
仕事の流れを理解していない状態でWebライターになってしまうと、「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになるかもしれません。
まず、Webライターの仕事の流れとして、以下の3点についてご説明します。
- 受注方法
- 主なクラウドソーシングサービス
- 受注前にオススメの本
一つずつ、見ていきましょう。
受注はクラウドソーシングか直接契約
Webライターが案件を受注する主な方法は、以下の2つです。
- クラウドソーシングを使って受注する
- 直接契約を結んで受注する
クラウドソーシングとは、仕事を任せたい人と仕事をしたい人をインターネット上でつなぐサービスです。
初心者歓迎の案件も数多くあるため、ブログ運営経験やWebライター経験のない人でも比較的受注しやすいでしょう。
しかし、クラウドソーシングには手数料が発生するというデメリットもあります。
一方、直接契約とは、クラウドソーシングを使わずにWebライターを探している企業や個人と直接繋がり、契約を交わすことです。
クラウドソーシングとは違って手数料を取られないため、効率良く稼ぎたい人にオススメの方法だと言えます。
ただし、Webライティング経験のない初心者がいきなり直接契約を結ぶのはかなり難しいため、経験者向けの方法です。
主なクラウドソーシング
初心者でも使いやすい代表的なクラウドソーシングを、11個ご紹介します。
Webライター以外の案件もそろっている通常のクラウドソーシングと、Webライターの案件に特化したライティング特化型のクラウドソーシングに分けて、それぞれの特徴を簡単に説明します。
ぜひ参考にしてください。
通常のクラウドソーシング
クラウドワークス
クラウドワークスは、国内シェア・取引額・ユーザー数NO.1のクラウドソーシングです。
Webライター以外にも、Webデザイナーやプログラマーなどさまざまな職種の人が使用しています。
この後紹介するランサーズも似たサービスですが、ライティング案件数はクラウドワークスの方が多いです。

初心者なら登録しておくべきクラウドソーシングの一つです!
私も、初めてWebライターの案件を受けたのはクラウドワークスでした!
ランサーズ
ランサーズは、満足度NO.1のクラウドソーシングで、さまざまなジャンルの案件が揃っています。
手数料がクラウドワークスとほぼ同じで、サービス内容も似ているため、併用する人も多いでしょう。
クラウドワークスよりも利用者数が少ないため、ライバルが少ないというメリットがあります。

個人的な見解ですが、カッチリとしたクライアントさんが多い印象です!
ココナラ
ココナラは、スキルや趣味を販売するサービスです。
自分で自由に値段を決めてサービスを出品し、購入したい人から相談を受けて受注となります。
自分から案件に応募しなくてもクライアント側から声をかけてもらえるため、営業の手間を軽減できることがメリットです。

私はココナラが結構好きで、多い時には月10件以上、今でも月2~3件はココナラを通じてお仕事をしています!
ほっこりした個人のクライアントが多くて、お仕事しやすい印象です。
複業クラウド
複業クラウドは、単発ではなく継続の案件を獲得しやすいため、収入を安定させたい人に向いています。
また、クラウドソーシングながら、システム手数料が無料なのも魅力的です。
ただし、他のクラウドソーシングに比べ知名度が低いため、Webライターの案件数は劣るでしょう。
shufti(シュフティ)
shufti(シュフティ)は、主婦向けに提供されているクラウドソーシングです。
スキルや経験がなくても取り組める仕事や、不規則な生活の中で取り組める仕事が豊富に揃っています。
家事や育児の傍らで、Webライターとして仕事をしたい人にオススメです。
Bizseek(ビスシーク)
Bizseek(ビズシーク)は、システム手数料が業界最安値だと謳っているクラウドソーシングです。
手数料は抑えられますが、Webライター向けの案件数はクラウドワークスやランサーズなどの大手サービスに劣ります。

とにかく手数料をかけたくない人向きのサービスです!
スキルクラウド
スキルクラウドは、得意なことに自分で値段をつけて出品できるサービスで、ココナラに似ています。
比較的新しいサービスなため、ライバルが少なく狙い目です。
ただし、知名度が高く運営期間の長いココナラの方が、Webライター向けの案件数は多いでしょう。
Craudiaクラウディア
Craudiaクラウディアは、会員数100万人以上のクラウドソーシングです。
毎月1,000人のワーカーが登録しており、副業を始めたい人やフリーランスから人気を集めています。
クラウドワークスやランサーズなどの大手サービスとの違いは、仕事をたくさん受けるほど手数料が安くなる仕組みがあるところです。

たくさん仕事を受ける予定の人は、使う価値アリですね!
ライティング特化型クラウドソーシング
次は、Webライター向けの案件に特化したライティング特化型クラウドソーシングをご紹介します。
サグーワークス
サグーワークスは、最大級の規模を誇るライティング特化型のクラウドソーシングです。
かんたんな文章を作る「簡単テキスト作成」から、本格的なライティングスキルが必要な「高単価ライティング」まで、さまざまな難易度の仕事があります。
そのため、ベテランのWebライターから初めて挑戦する人まで、多くの人が心地よく仕事を進められます。
ライターステーション
ライターステーションは、編集部のサポートが手厚いと好評のクラウドソーシングです。
正しい日本語が書けて、「ライターとして成長したい」「たくさん稼ぎたい」という意欲のある人は、編集部からどんどん仕事が貰えます。
ただし、応募期間が限られているため、常にサービスに登録できるわけではありません。
Shinobiライティング
Shinobiライティングは、短時間で終わらせられるタスク型の案件がメインです。
低単価な仕事が多いため、他のクラウドソーシングをメインにして、時間の空いているときにのみ使うのがオススメです。
隙間時間を使って効率良くライティングをして稼ぎたい人は、ぜひ登録してみてください。
「受注前に読んでおくと安心!」な本
Webライターの案件を受注する前に「読んでおくと安心!」な本を紹介します。
オススメは、「沈黙のWebライティング」という本です。

ストーリー仕立てで、楽しくWebライティングに関する基礎を網羅的に学べますよ。

クラウドソーシングで受ける仕事の流れ
クラウドソーシングで受ける仕事の流れをご説明します。
まず、クラウドソーシングの案件にはプロジェクト型とタスク型の二種類があることを押さえておきましょう。
- プロジェクト型:提案者が応募者を募り、複数の応募者の中から仕事を任せる人を選定する形式。
- タスク型:不特定多数の人に作業をお願いする形式。応募や選定などのプロセスはない。
タスク型よりもプロジェクト型の方が稼ぎやすいため、個人的には初心者でもプロジェクト型の案件に応募するのがオススメです。
プロジェクト型の場合、以下の流れで仕事を進めます。
- 案件獲得
- 案件受注
- 記事執筆
- 納品・フィードバック

それぞれについて詳しく説明したあと、私が実際に獲得した案件の例もご紹介します!
案件獲得
まず、案件を探して、仕事をもらう所からスタートです。
クラウドソーシングで案件を獲得するには、以下の3段階の流れがあります。
- 提案文を送る
- テストライティングに進む
- 本採用される という3段階の流れがあります。
それぞれについて、詳しくご説明します。
提案文を送る
まずは、案件を探して提案文を送ります。
最初は、「初心者OK」といった記載のある案件に応募すると通りやすいでしょう。
初心者のうちは実績がないため「提案文に何を書いていいか分からない…」と悩む人もいるかもしれません。
しかし、「初心者OK」と記載しているクライアントは、ベテランのWebライターを探している訳ではないため、気にしすぎなくて大丈夫です!
クライアントの意図を汲みつつ、熱意や誠意の伝わる提案文を作成してくださいね。
実績がないうちは提案文が通りにくい傾向にあるため、ガンガン送りましょう。

最初は、私の文章にお金を払ってくれる人なんているのかな…と思っていました
しかし、たくさん応募すれば案外払ってくれる人がいるものです。
私の場合、毎日朝と夕方にクラウドソーシングで案件を探しては応募していました。
条件の良い案件ほど応募が殺到するため、小まめに案件探しをすることをオススメします!
繰り返し提案文を作るのがしんどくなったら、ポートフォリオを作ってみましょう。
初心者でも、経歴や特技など、書けることはたくさんあります。

早い内に作っておくと、便利ですよ!
ポートフォリオとは何か、作り方や押さえるべきポイントをまとめた記事もあります。
以下の記事をどうぞ!(別タブで開きます)
テストライティングに進む
提案文が通ったら、ほとんどの場合テストライティングに進みます。
テストライティングとは、「アナタの実力が見たいから、試しに書いてみてよ!」という文章のことです。
「初心者OK」と記載されている案件のテストライティングでは、以下のポイントを見られている場合が多いです。
- 基本的な文章能力があるか
- 納期を守る力があるか
- クライアントの要望に沿ったライティングができるかどうか
今のあなたに作れる、最高の文章を作成して提出しましょう。

ちなみに、Webライターになりたての頃は、テストライティングだけで1日が終わることもしばしばありました!
本採用
テストライティングでクライアント(依頼主)からOKをもらったら、本採用です。
本採用されたら、案件を受注できます。

ここから本番ですよ!
案件受注
案件を受注したら、記事内容や納期、文字数などをあらためてすり合わせます。
基本的には、各クラウドソーシング内のチャット機能を使ってやり取りをすることが多いです。
しかし、まれにChatworkやSlackなどのツールを使うこともあります。
このとき、記事内容などに不明点があったら、早めに質問しておきましょう。
また、クライアントとやり取りをするときは、なるべく速いレスポンスを心がければ信頼を獲得できます。

私は専業ライターなので、基本的にクライアントからの連絡には即レスを心がけています
本業や育児などがあって忙しい人でも、遅くとも半日以内には返信しましょう。
記事執筆
いよいよ、記事執筆を始めます。
記事を完成させるには、次の4つの工程が必要です。
- リサーチ
- 構成作成
- 記事執筆
- 推敲
それぞれについて、ざっくりとご説明していきます。
リサーチ
クライアントからテーマや記事に使うキーワードを指定されたら、それについてリサーチをします。
実際にGoogleで検索してみましょう。
検索結果に表示された上位5~10サイトにザっと目を通し、どのようなことが書かれているか把握します。
構成作成
続いて、構成を作成します。
構成とは、記事全体の見取り図のことです。
案件によってはクライアント側が構成を作成してくれることもあります。
その場合は記事執筆に進んで問題ありません。
構成作成では、記事の見出しと、見出しごとの文字数をざっくり決めます。
競合サイトの内容を網羅した上で、読者の役に立つプラスアルファの情報を盛り込める構成がベストです。
また、見出しにはキーワードをなるべく多く盛り込むようにしましょう。
たとえば「転職 方法」というキーワードを指示されている場合、「転職」と「方法」という言葉を見出しの中に多く記載します。

私は、構成によって記事の質の大半が決まると思っています。
構成作成には最低でも30分くらい時間をかけるようにしています!
記事執筆
構成ができ上がったら、記事を執筆していきます。
以下の基本的なライティングルールを押さえて、読みやすい記事を書くようにしましょう。
- 一文の長さを60文字以内にする
- 同じ語尾を3回以上連続させない
- 文章はなるべく短くシンプルに
見出しと同様、本文内にもキーワードを盛り込むことを意識しましょう。
推敲
記事の執筆を終えたら、推敲(すいこう)をしていきます。
推敲とは、執筆した文章を読み返して、不自然な表現・読みにくい箇所・誤字脱字などを直していく作業のことです。
執筆した直後よりも、数時間から1日ほど時間を置いて推敲をした方が、誤りに気付きやすいです。

無料で使える推敲ツールを活用するのもオススメですよ!
最初のうちは、3000文字の文章を執筆して、推敲まで行うのに6時間以上かかっていました。
しかし、毎日たくさん執筆しているうちに執筆スピードが上がり、今は1日10,000文字前後書けるようになりました。
必ず執筆スピードは上がるので、まずは焦らずじっくり丁寧に取り組みましょう!
納品からフィードバック
記事の執筆から推敲までを終えたら、クライアントに納品します。
納品後、修正を依頼される場合もあるため、相手の意図を汲んで適切に対応していきましょう。

私は、フィードバックで褒められるとめちゃくちゃ嬉しいし、厳しいことを言われると結構凹む方です…
しかし、フィードバックは絶好の学びの機会です。
成長につながると信じて厳しいフィードバックもしっかり受け止めるようにしています。
クライアントからのフィードバックを、成長の糧にしていきましょう!
案件の例
ここまで、Webライターが案件を獲得してから記事を納品するまでの流れについてご説明してきました。
しかし、「具体的にどんな案件があるんだろう…?」と疑問に感じている人もいるでしょう。

そこで、私が実際にクラウドソーシングで受注したことのある仕事内容をご紹介します!

上で紹介した2記事は比較的書きやすい内容でした!
未経験ジャンルや難しい内容の場合はさらに時間がかかります
直接契約で受ける仕事の流れ
ここまで、クラウドソーシングでWebライターの仕事をする流れをご説明しました。
一方、クラウドソーシングを使わずに、クライアントと直接契約を結ぶ場合もあります。
直接契約でも、案件受注~納品までの流れはクラウドソーシングを使う場合と変わりません。
しかし、仕事探しの方法はクラウドソーシングを使う場合と大きく異なります。
そこで、ここでは仕事探しについて、2つのポイントをご紹介します。
- オススメの営業活動法
- 営業活動をするうえでの注意点
一つずつ、見ていきましょう。
営業活動
私がオススメする直接契約の方法は、IndeedやTwitterを使うことです。
Indeedで「Webライター」と検索したり、Twitterで「♯ライター募集」と検索したりすると、案件を見つけられます。
1日1回は検索して、単価やジャンルなどを見て良さそうな案件を見つけたら応募してみましょう。
また、Twitterの場合、過去のツイートを見ればクライアントの人柄が分るため、安心して応募できます。
Indeedの場合企業名が載っているため、安全そうな会社かどうかを事前に調べられます。
注意点
直接契約を結ぶために営業活動をする際は、以下の2点に気をつけましょう。
- クライアントの悪口をツイートしない
- ポートフォリオはこまめに更新する
クライアントの悪口をツイートしない
Twitterで案件に応募した場合、クライアントはあなたの過去のツイートを見て一緒に仕事をするか判断します。
もしも他のクライアントの悪口ツイートを見られたら、印象が悪くなり、依頼を見送られる可能性が高いです。

悪質なクライアントに遭遇したときに、愚痴を言いたくなる気持ちは分かります!
でも、愚痴や悪口をTwitterで言うのはやめておきましょうね!
ポートフォリオはこまめに更新する
IndeedやTwitterで案件に応募する場合、ポートフォリオを送る場合が多いです。
ポートフォリオは、営業活動においてとても重要な役割を果たします。
定期的に更新して、常に最新の実績を載せるよう心がけましょう。
ポートフォリオの作り方や、書く項目のポイントはコチラの記事をどうぞ!(別タブで開きます)
仕事の流れが分かったら!専業Webライターが教えるオススメクラウドソーシング
Webライターの仕事の流れが分かった所で、私が実際に使ったクラウドソーシングの中で、オススメをご紹介します。
この3つです。
それぞれオススメのポイントを、詳しくご説明します。
ココナラ
ココナラは、自分で値段をつけてサービスを出品できるところが魅力です。
私は、Webライターになりたての頃は「1文字0.7円」で、今は「1文字1.5円」でサービスを出品しています。
多い時は月に10件以上仕事の相談が来るため、営業活動の手間を省いて仕事を受注できます。
また、ココナラではSEOライティング以外にも、YouTubeの台本作成などのおもしろい仕事の相談を受けました。
クラウドワークスやココナラに比べ、フランクなクライアントが多い印象です。
ランサーズ
ランサーズは、私がココナラの次に多く利用しているサービスです。
基本的なサービス内容やシステム手数料は、クラウドワークスと似ています。
私はそこまでたくさんの仕事をしていませんが、たくさん受注して認定ランサーになると、さまざまな特典を受けられるとのこと。
クラウドワークスより登録者数が少ないため、ライバルが少ないというメリットがあります。
クラウドワークス
クラウドワークスは、私が初めてWebライターの仕事を受注したときに使ったサービスです。
案件数がとにかく豊富なため、初心者でも仕事を受注しやすいでしょう。
ただし初心者向けの案件は単価が低いため、ある程度実績を積めたらどんどん高単価案件に応募していってくださいね。
実際に、私が初めてクラウドワークスで受注した案件は文字単価0.3円のものでした。
仕事の流れを理解して、Webライターの第一歩を踏み出そう!
Webライターの仕事の流れについて、クラウドソーシングを使う場合と直接契約を結ぶ場合に分けてご説明しました。
基本的にWebライターは、以下の流れで仕事を進めます。
- 案件受注(提案文→テストライティング→本採用)
- 記事執筆(リサーチ→構成作成→記事執筆→推敲)
- 納品
Webライターに興味のある人は、この記事を読んでざっくりと仕事の流れを理解できたら、ぜひどんどん案件に応募してみてください!

この記事が、あなたのWebライター人生の第一歩になればうれしいです!