
さぁ、Webライターになるぞ!
Webライターを目指す人が決意し、まずはじめにすることはクラウドソーシングへの登録です。
プロフィールを入力していると、ふと考えます。

あれ…?Webライターって、ペンネームでもいいの?
ペンネームを使うべきか、本名を使うべきか。
Webライターをはじめようとした時に直面する、地味な壁の一つです。
この記事ではそんな壁を乗り越えるため、Webライターはペンネームを使うべきなのかどうか、ペンネームを使うメリットやデメリットについてご紹介します。
Webライターはペンネームでも本名でもOK

Webライターとして働くのは、ペンネームでも本名でもまったく問題ありません。

私の名前「もってぃ」もペンネームだよ!
何も不便さを感じたことはないよ!
私の周りやクラウドソーシングの登録者を見ると、大半はペンネームです。
ペンネームのまま記事を執筆・納品し、そのまま報酬を受け取ることだってできます。
というわけで、「Webライターはペンネームでも本名でもOK」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
さすがにそんなわけにはいきません。
Webライターの活動はペンネームでも大丈夫ですが、デメリットや注意点を押さえていないと、後悔することになるかもしれません。
Webライターがペンネームで活動することのメリットやデメリットを理解した上で活動方針を決めましょう。
Webライターの名前パターン【ペンネームor本名?】

Webライター業界には、ペンネームで働いている人も本名で働いている人もいます。
その名前は、大きく3つのパターンに分けられます。
- 完全にペンネーム
- 本名風ペンネーム
- 本名
それぞれのパターンについて、見ていきましょう。
完全にペンネーム
ぱっと見でペンネームだとわかる名前を使っているWebライターは多いです。

私もそのパターンだね!
意味のない文字パターンを使っていたり、ポケモンや有名人の名前をもじっていたりと、人によって個性の出る名前でもあります。
このブログに寄稿してくれているライターを例に挙げてみます。
私も含み、明らかなペンネームを使っても、Webライターとしての活動をすることは可能です。
本名風ペンネーム
本名風のペンネームを使う人もいます。
日本人によくある「苗字+名前」の形式のペンネームです。
このブログに寄稿してくれている、本名風ペンネームのWebライターさんは次の方々ですね。
- 竹原ふうか
- 松永紗和
二人とも、「ペンネームです」と言われないと違和感のない名前ですね。
比較的、本名で働くのに近い感覚で働けそうですね。
本名
もちろん、本名で働くWebライターさんもいます。

私は、本名で受けてる案件もあるよ!
ペンネームのように考える必要はありませんが、ネット上に自分の名前が出るわけです。
ある程度の覚悟や配慮が必要になります。
ここで紹介したWebライターの皆さんには、当サイト「文ブロ」に、自分のライターとしての体験談を書いてもらっています。
お金や労働時間など、リアルなお話も聞けます!
興味がある方は、ぜひ>>コチラからどうぞ(別タブで開きます)
Webライターがペンネームを使うメリット

Webライターは、ペンネームを使って活動している人が大半です。
なぜ、ペンネームで活動している人が多いのでしょうか。
それは、次の3つの理由があるからです。
- 身バレしにくい
- 覚えてもらいやすい
- 個性を出しやすい
一つずつ、見ていきましょう。
身バレしにくい
最もわかりやすいペンネームのメリットは、身バレがしにくいことです。
とくに、副業でWebライターをしている人の中には、勤めている会社や知り合いに副業のことを知られたくないという人が多数います。
仮に本名でWebライターをしていると、自分の本名を検索された場合に、簡単に特定されます。
ペンネームなら、よほど執着されなければ身元がバレる可能性はかなり低いです。
これは、ペンネームで活動する大きなメリットの一つです。
覚えてもらいやすい
わかりやすいペンネームならば、クライアントから覚えられやすいのもメリットと言えます。
苗字+名前という定形は、よく言えば「安定感」があります。
ですが、悪く言うと「一般的」です。
ペンネームか本名かに関わらず、クライアントの印象に残らない可能性があります。
一方、わかりやすいペンネームにしておくと、クライアントからすぐに覚えてもらえることも多々あります。
個性を出しやすい
自分ではなかなか変えられない本名と違い、ペンネームは自分で考えることができます。
このため、自分の好みや個性を出せます。
本名風のペンネームや漢字を使ったペンネームは、使う文字に意味を込められます。
子どもの名付けのようにいろいろと考えられて楽しいですね。

ちなみに、私のペンネームの由来は、オンラインゲームで使っていたハンドルネームだよ!
名前を考えている時に、お餅を食べていたのがきっかけになったんだ
Webライターがペンネームを使うデメリット

もちろん、Webライターとしてペンネームで活動するデメリットもあります。
主に、次の3点です。
- 本名より信頼性が低い
- 記名の寄稿を断られる可能性がある
- 実績を積んだら変えづらい
一つずつ、詳しく解説します。
本名より信頼性が低い
ペンネームを使った場合、本名を使う場合よりも信頼性が低くなることに注意しましょう。
ペンネームを使っているWebライターは、クライアント側から見れば、名前も住所も身元も分からない取引先です。
これまでに取引の経験があったり、実績があったりするWebライターなら別です。
しかし、まったく付き合いがない場合はそんな信頼関係もありません。

こいつに逃げられたら、どうしようもないな…
極端な話、クライアント側にはこういった不安もあるわけです。
この点、本名で活動しているWebライターが相手ならば、「名前」という個人情報がわかっているという安心感があります。
ただ、ペンネームを使うことでクライアントの心象が悪くなるということではありません。
ペンネームで活動しているWebライターも多いため、クライアント側も慣れています。
あくまでも、ペンネームと本名が並んだ場合、クライアントが受ける印象が変わるということです。
注意しておきましょう。
記名の寄稿を断られる可能性がある
ペンネームを使っている場合、記名の寄稿を断られる可能性があります。
とくに、パッと見でわかるようなペンネームに起こりがちです。
メディアによっては、執筆者の透明性を確保するために、Webライターのプロフィールを載せています。

文ブロも、誰がどの記事を書いたのかわかるようになっているよ!
このようなメディアに記事を執筆する際、あまりにも他のWebライターと比べて浮くようなペンネームを使ってしまっていると、執筆自体を断られる可能性があります。

実は私もペンネームを理由に記名を断られたことがあるよ
とくに扱っている内容が法律関係や、健康や美容で、執筆者の知識や権威性、信頼性が求められるメディアにはこの傾向が強いと言えるでしょう。
自分が書いていきたい分野によっては、ペンネームではなく、本名を使うことを検討した方が良いでしょう。
実績を積んだら変えづらい

ペンネームは簡単に変えられるからいいよね!
こんなことを言う人がいますが、これは違うでしょう。
たしかに、ペンネームは簡単に変えられます。
ですが、実績を積んでいくにつれて変えることが難しくなっていきます。
とくに、記名の記事を書くようになってくると、頻繁にペンネームを変えることが難しくなりがちです。
自分のペンネームと実績が紐付いているので、ペンネームを変えることで実績がわかりにくくなる可能性があるわけですね。
複数のクライアントを相手にするような場合も、ペンネームを変える手間が出てきます。
ペンネームを変えるたびに、クライアントにそのことを伝えなければいけなくなりますからね。
Webライターとしての実績が積み上がるほど、ペンネームは変えづらいものになっていくことは理解しておきましょう。
ペンネームでWebライター活動をするときの注意点

デメリットとは別に、ペンネームでWebライターとして活動する中で気をつけておきたいポイントもあります。
次の3つです。
- クライアントには本名バレの可能性がある
- 奇抜なペンネームは避けられる
- 読みにくいペンネームはNG
とくに後ろ2つは、ペンネームを考える時に意識しておきたいポイントでもあります。
見ていきましょう。
クライアントには本名バレの可能性がある
ペンネームで活動していても、クライアントには本名がバレる可能性があります。
主に、次のような場面は注意しましょう。
- 報酬を銀行口座に振り込んでもらう時
- 本名が登録された連絡用アプリを使う時
- グーグルドキュメントを使う時
企業やディレクターと契約する場合、報酬を銀行振込してもらうことがあります。
銀行口座は本名で作るものですから、振込時にクライアントには本名がバレる可能性があります。
また、LINEやチャットワークのような連絡用アプリも注意が必要です。
プライベートのアカウントと同じアカウントを使う場合、本名が登録されていることがあります。
そのままクライアントとやりとりをすると、本名がバレるので気をつけましょう。
また、Webライターの記事執筆によく使われるグーグルドキュメントにも注意が必要です。
グーグルドキュメントの編集履歴やコメント機能は、グーグルアカウントに登録されている名前が残ります。
グーグルアカウントは本名じゃなくても登録できるので、Webライター用のアカウントをもっている人は問題ありません。
ただ、本名で登録しているアカウントでWebライターの仕事をしている人は注意しましょう。
このように、クライアントに自分の本名が知られるタイミングは多々あります。
実際のところ、クライアントに本名が知られてもほぼ問題はありません。
ただ、徹底して個人情報を出したくない人は注意するようにしましょう。
奇抜なペンネームは避けられる
個性を出そうと、奇抜なペンネームをつけた人は、案件の受注に悪影響があるかもしれないことを理解しておきましょう。
次のWebライターの名前を見てみてください。
- 田中太郎
- ムキムキちょんまげへっぽこ丸
- 文章好男
個性たっぷりのペンネームのWebライターがいますが、アナタがクライアント側だとして考えてみてください。
記事を載せるメディアの雰囲気にも左右されますが、あまりにも特殊な名前や、変わった名前の人はそれだけで偏見を持たれる可能性があります。
とくに、複数人のペンネームが並んだときは、良くも悪くも目立ちます。
もしアナタがまだペンネームを考えている最中なら、奇抜すぎるペンネームは避けるようにしましょう。
読みにくいペンネームはNG
難しい漢字を使っていたり、さまざまな言語が入り混じった名前にも注意が必要です。
- 蝸牛五郎左衛門(かたつむりごろうざえもん)
- shine456太郎(しゃいんじごろたろう)
- 灰(グレイ)
難読な名前や漢字は、慣れている人にとっては大した問題にはなりません。
ですが、初見の人や、名前に隠された意味が汲み取れない場合は、ただただ相手のストレスになります。
とくに、次の要素は難読漢字であることが多いです。
ペンネームに取り入れる際には気をつけるようにしましょう。
- 動物の名前
- 植物の名前
- 外来語の漢字表記
Webライターの名前に迷ったら、本名風ペンネームが安全

Webライターとしての活動はペンネームでも問題ありません。
注意すべき点さえ気をつければ、自由にペンネームを考えてもいいでしょう。
しかし、それでもペンネームをどうしようか悩む人もいるでしょう。
その場合は、本名風のペンネームにすることをオススメします。
クライアント側から考えたときにもっとも無難で、Webライター側からすれば、自分の個性や考えをペンネームに込められます。

私は「もってぃ」という名前に後悔はないよ!
でも、また一からWebライターを始めるとすれば、本名風のペンネームを選ぶね!
みなさんも、ぜひ渾身のペンネームを考えて、楽しいWebライター生活を満喫しましょう。