副業ブームもあり、Webライターの人気や注目度は日に日に高まっています。
PC1台あれば、家でもカフェでも働ける自由度の高さもあり、老若男女問わずWebライターを始める人も増えてきました。
でも、皆さん。
気になりませんか。

他の人ってどのくらい収入があるの?
お金の話、楽しいもんね。
仕方ないよね。
今回は、私のTwitterのフォロワーさんに協力してもらって、「Webライターとして初めて得た収入」についてのアンケートを行いました。
答えがあったのは、なんと約100人。
今回の記事では、このアンケートから見えるWebライター初心者の収入の現実と、初めから収入を上げる方法についてご紹介していきます。

他のサイトでは読めない情報だよ!
ゆっくり見ていってね!
100人に聞いた!Webライター初心者の初めての収入
Webライターの収入を左右するのは、単価という考え方です。
Webライターがよく利用するクラウドソーシングでは、「1文字あたり○円」という文字単価という考え方が主流です。
そこで今回は、Twitterのフォロワーさんを対象に、「Webライターとして受けた最初の案件の文字単価」についてアンケートを取りました。
調査期間は2022年1月19日の午後12時8分から、24時間。
回答は99でした。
結果はこちら。
Twitterが見られない人向けに、概要をまとめておきます。
それでは、このデータをもう少し詳しく見ていきましょう。
7割が1文字1円未満!Webライター初心者の初めての収入
約100人の回答を見ると、およそ7割のWebライターが、1文字1円未満で初案件を受注しています。
一方、2円以上の案件をいきなり受注できた猛者も約20%いるという結果になりました。
それぞれの結果について、詳しくみていきましょう。
0.5円未満は43%
Webライターとして初めての受注が文字単価0.5円未満だった人は43.4%でした。
今回アンケートに入れた4択の中では、最も割合が大きいゾーンでした。
クラウドワークスやランサーズでは、一般的な記事の単価は0.5円から1円程度とされています。
0.5円未満での受注は、相場よりも安い価格と言えるでしょう。
初心者も受けられるような案件の場合、クライアントがWebライターのスキルを量るため「テストライティング」を行うことがあります。
社会人にもある試用期間のようなものですね。
実際に記事を書くことは通常の案件と変わりません。
ですが、テストライティングの文字単価は低めに設定されています。
0.5円未満が初収入となっている人が多いのは、このテストライティングの存在が大きいかもしれませんね。
0.5円から1円未満は24%
0.5円から1円未満が初仕事だった人は、24.2%でした。
全体で見ると、2番目にボリュームがある層です。
このあたりの文字単価は、クラウドソーシングが提示している相場通りですね。
0.5円だと決して高くはないです。
しかし、まったくの未経験者がWebライターを始めた直後に受ける案件としては、上々の価格帯と言えるかもしれません。
2円以上も19%
Webライター初心者にもかかわらず、2円以上の文字単価からスタートした猛者も19.2%いました。
文字単価が2円以上になると、一気に稼ぎやすさが変わります。
月3万円、月5万円という収入を一つのラインとしている人も多いでしょう。
このラインを超えることは、文字単価2円の案件を継続で受けられると非常に簡単になります。
文字単価1円の場合、月5万円稼ぐには月5万文字を書く必要があります。
ですが、単価2円なら文字数は2万5,000字で済みます。
執筆にかかる時間も短くなるため、案件の数をこなせれば月10万円も狙えるでしょう。

ちなみに、私も文字単価2円の仕事を中心に受けて、月10万円を超えたよ!
Webライター初心者の人は、まずこの文字単価2円の案件を受けられるよう頑張りたいところです。
【考察】Webライター初心者の収入に、なぜこれほどばらつきがあるのか
同じ初心者Webライターのはずが、なぜ初めての収入にここまで差が出てくるのでしょうか。
主に3つの理由が考えられます。
- スキルや経歴が違う
- 専門知識の量が違う
- 「実績作り」の意識
一つずつ、詳しくみていきましょう。
スキルや経歴が違う
Webライターとしては同じ初心者とはいえ、スキルや経歴が違うとスタートダッシュに差が出ます。
仕事で文章を書いた経験がある人とない人では、文章を書くスキルが違います。
Webライターとしての経験がなくても、最初からある程度の文章力がある人は、単価の高い案件をとりやすいのが現状です。

私も、新聞記者としての経験で、基本的なライティング能力はもっていたよ!
まったく同じスタートラインに立っている人なら、初めての案件の単価にも差はつきにくいかもしれません。
しかし、実際には過去の経歴や経験から得たスキルの差があります。
もし、自分が周りに比べて高単価の案件がとれなくても、気にしてはいけません。
そもそものスタートが違う訳ですから、自分のペースで実績を積んでいけば大丈夫です。
専門知識の量が違う
専門知識を持っているWebライターは、高単価の案件をとりやすくなります。
専門的な知識が必要となるテーマの記事は、執筆の難易度が高まります。
難易度の高いテーマほど、記事を書けるWebライターが少なくなりますので、単価が高くなるという訳です。
クラウドソーシングでよく募集される、高単価のジャンルには次のようなものがあります。
- 法律分野
- 金融
- 不動産
- SDGs
これらの分野についての専門資格をもっているWebライターなら、初心者のうちから案件を任せてもらえる可能性が高まります。
具体的には、次のような資格です。
- 弁護士
- 行政書士
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- 宅地建物取引士(宅建士)
このようなジャンルに詳しかったり、資格を持っていたりする人がWebライターになった場合、初めての案件から高単価の受注がしやすくなります。
「実績作り」の意識
「実績作り」の意識を持っていると、「初心者募集」と書いている低単価の案件を受けてしまいがちです。
クラウドソーシングに登録したての頃は、受注の実績もゼロで、「私なんかが記事を書かせてもらえるのか」と不安になります。
このため、「初心者歓迎」「未経験者OK」という案件を探す訳です。
しかし、このような案件は大半が低単価に設定されています。
もちろん、初心者に執筆を依頼することは、クライアント側にとってもリスクのある行為です。
Webライターの素質を見極めるため、低単価で募集する気持ちもわかります。
しかし、一部のクライアントは初心者Webライターのこのような心理を逆手にとり、悪質と言えるほど低単価の案件を募集しています。
いくら実績作りとはいえ、文字単価が0.1円を下回るような案件を受けることは、オススメしません。
何十時間もかけて書いた数千字の記事が、数百円にしかならないことを想像してみてください。
いくら「下積み」としても、安すぎませんか?
最初の案件で自信がないのもわかります。
ですが、記事執筆にかかる手間も考えると、文字単価は悪くても0.5円以上の案件に応募すべきです。
極端な「実績作り」の意識は捨てるようにしましょう。
やばすぎる!Webライター初心者が受けた初めての案件
Twitter上でアンケートをとった際に寄せられた「やばい案件」をいくつか紹介します。
- 「初心者歓迎」2,000字×10記事で1,000円(文字単価0.05円)
- 「テストライティング」1万文字600円(文字単価0.06円)
この2つだけでも相当やばいです。
でも、さらにやばい案件もありました。
以下のような案件です。
やばすぎ。
仮に3,000文字以上で90記事を書いた場合の総文字数は、27万字です。
これをもとに文字単価を計算すると、驚異の0.01円。
時給も計算してみます。
1時間あたり2,000文字をタイピングできるとして、27万字を書くのにかかる時間は135時間。
2700円÷135時間=20(円、時給)。
最低賃金を踏んで殴って、道頓堀に投げ捨てても、こんな時給は設定しませんよね。
クライアントには、人の心がないとしか思えません。
もちろん、すべての「初心者歓迎」案件がここまで悪質なわけではありません。
純粋に、初心者Webライターに書いてもらいたくて募集をかけているクライアントもいます。
しかし、このようなやばい案件が紛れ込んでいることには注意が必要です。
このような案件を受けないためにも、まずは単価の相場について事前に調べましょう。
その上で、自分のスキルや経歴、持っている資格に照らし合わせて案件を選ぶようにしましょう。
Webライター初心者が初めから収入アップを狙う方法
初心者Webライターでも、初めから高単価の案件を獲得し、収入アップを目指せます。
主な対策は、次の3つです。
- ブログを始める
- ポートフォリオを作る
- SEO知識を身につける
一つずつ見ていきましょう。
ブログを始める
Webライターを始める前にブログを始めることは、収入アップへのもっとも確実な方法です。
ブログとは、Webサイトの一種です。
個人でも簡単に記事を執筆、投稿できます。
一昔前は、個人がWebサイトを作るのは非常にハードルが高かったです。
しかし、今はWordPressで簡単にWebサイトを立ち上げられるようになりました。
ブログの運営を始めると、Webライターに必要なライティングの練習ができるのはもちろん、サイト運営者の考え方やSEOなど、コンテンツ制作者に必要な経験を積めます。
もし、ブログの運営が軌道に乗れば、広告収入を得られるようにもなります。
もちろん、ただ記事を書けば良いというわけではないので、人によっては合わない人もいるでしょう。
しかし、ブログがWebライターに必要な知識や経験を得るのに適しているのは間違いありません。
Webライターとして最初から活躍するためにも、ぜひブログ運営にチャレンジしてみましょう。
ポートフォリオを作る
Webライターにとっての履歴書、「ポートフォリオ」を作ることもオススメです。
ポートフォリオとは、Webライターの経歴や実績、スキルについて書いたWebサイトやデータのことです。

私は、文ブロ上にポートフォリオを作っているよ!
事前にポートフォリオを作っておけば、クラウドソーシングで案件に応募する際、毎回提案文を一から書く必要がなくなります。
初めての案件を受注するまでに、人によっては何件も応募することになるでしょう。
その際の手間を省けるほか、アナタという人物や経歴がより知ってもらいやすくなるため、案件獲得にもつながりやすくなります。
ポートフォリオはWebライターとしての活動実績がなくても作れますので、ぜひ制作を検討してみてください。
ポートフォリオの作り方については、こちらの記事を読んでみてください。
別タブで開きます。
SEO知識を身につける
ある程度ライティングの経験がある初心者にとっては、検索エンジン最適化(SEO)についての知識を身につけるのもオススメです。
Webライターが書く記事の最終的な目標は、GoogoleやYahooなどの検索エンジンで上位に表示され、アクセスしてきた人に読んでもらうことです。
場合によっては、その記事から商品を買うことや、サービスの利用につなげることもあります。
検索エンジンで上位に表示させるためのコンテンツの作り方や考え方のことを、SEOと呼びます。
このSEOの知識や実績があるかないかで、クライアントからの評価は大きく変わります。
正直な所、SEOについては実践の中で試行錯誤を繰り返すのがもっとも効率の良い学び方です。
しかし、学ぼうと思えば本や資格勉強を通して学べます。
SEOの基礎知識を学ぶのにオススメの本は、「いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方」です。
題名にもある通り、SEOの基礎知識をわかりやすく学べます。
Webサイトを立ち上げる段階からのSEOについても書かれているため、これからブログを立ち上げる場合も一読することをオススメします。

また、SEOについては「SEO検定」という資格試験もあります。
受験費用やテキスト代はかかるものの、「資格」という目に見える形で、自分のSEOに関する知識を証明できるのは強みです。
すでにWebライターとしての活動を始めている人にとっても、SEOの知識は収入を上げる武器になります。
ぜひ、積極的に学んでいきましょう。
7割は文字単価1円未満!Webライターの初めての収入
Twitter上で100人に初案件の収入を聞いた所、およそ7割が文字単価1円未満で受注したことがわかりました。
Webライターは誰でも、簡単に始められる仕事です。
一方で、実績がないとなかなか案件が受注できなかったり、受注できても悪質な案件だったりすることがあります。
でも、諦めないでください。
スタートの位置に差はあっても、みんな最初は実績ゼロからのスタートです。
他の人と比べず、ゆっくり自分のペースで実績を積み上げていきましょう。
Webライターの仕事は、軌道に乗ってくれば安定して収入を得られます。
SEOについて学んだり、ライティングに関する本を読んだりして、安定して案件を受注できるよう自分磨きを続けましょう。
文ブロも、そんなアナタを全力でサポートするような記事をどんどん更新していきます。

ぜひ一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!